懐かしい風景
「ウツギ(卯の花)」
午前中、よたろうさんと2人で庭の一角をきれいにする。
長らく発泡スチロールの箱に入っていたクリスマスローズを地植えにし、お花友達のサチエさんからいただいたカキツバタとジャーマンアイリスをその横に植える。
そのまた奥には、去年シュウメイギクをまとめて植えてあるので、だいぶまとまりが出てきた。
畑仕事と植え替えをしていた1ヶ月の間に、全部抜いたはずの雑草がまたまた生い茂っている。
ドクダミとツユクサは、花はそれなりに美しいのだけれど、とにかく生育力が旺盛すぎるので、すみやかに一斉退場していただく。
ところでドクダミのあの独特の匂い、私は嫌いじゃない。
実家の庭にもたくさん生えていたせいだろうか?
干して薬草茶にしてみたらどんな味なんだろう?
一度やってみようかと作り方を調べてみると、ただ干して乾燥させるだけ。
去年母が言い出して、一時期だけ我が家の食卓にのぼったビワ茶と同じ。
「あまりおいしいものではない」
と書いてあるので、やっぱりやめておこうかな。
ブレンドすると飲みやすいだろうが、その分効果は薄そう。
散歩の時に、新顔の犬に出会う。
白くてスリムな女の子。
女学生とおっさんという雰囲気である。
名前は聞きそびれた。
そうそう、今日はお大師さんにお供え物があったようで、海がよじ登って探していたが、この後リードが石(なんて言うのだろう?お大師さんの前に置いてある石)にひっかかり、下に落としてしまう。
よたろうさんが代わりに石を元に戻して許していただく。
夜「鉄腕DASH」を見ていたら、兵庫県西宮市の文字が目に入る。
初夏の初物を味わうコーナーだったので、いったい何だろうと思ったら、手漉きの名塩紙を作っておられる谷野剛惟(武信)さんのところだった。
初物の雁皮で和紙を作るということ。
谷野さんは、社会の研究グループの取材や、3年生の子どもの社会見学で何度もお世話になった方。
年月が流れた分年は取られたが、作業スタイルは全く変わらない。
テレビの取材でも、子どもの見学でも、全然態度が変わらない方。
お話好きで、質問するといつまででも話して下さる。
ちょっと渋い独特の語り口が懐かしい。
2002年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定された。
今では名塩紙を漉けるのは谷野さんお一人になってしまった。
谷野さんの紙漉き姿を撮ろうと思ったのに、城島リーダーしか撮れなかった。
もう名塩に行くことはないだろうなぁ・・・と、ちょっとしみじみする。
by hideko0611
| 2009-05-24 22:29
| 日記
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