もう一度 薔薇
「(光市室積のあるお宅で見かけた)薔薇」
今年も普賢まつりに2人で出かける。
爽やかな5月の風が吹き抜ける気持ちのいい日だったけれど、紫外線は強力で、スカーフを巻いていたのに、そこからはみ出ていた首筋が真っ赤になってしまった。
えりぐりの大きい服を着る時は気をつけよう。
古くから、瀬戸内の海上交通の要衝として栄えてきた室積。
その中の海商通りは、北前船の寄港地として栄えていた頃は回船問屋が建ち並び、今もその面影を残す古い町並み。
今日はそこにたくさんの屋台が並び、午前中はおじ(い)さん、おば(あ)さん、午後からは子ども達で賑わっている。
その先に普賢寺がある。
室積半島の先の湾曲したところは象鼻ケ岬と呼ばれ、本当に象の鼻によく似ている。
昼食をとったうどん屋さんにかかっていたこの絵で見るとよく分かる。
だから象に乗っている普賢菩薩をおまつりしているのだと、よたろうさんが教えてくれた。
この細長い半島に囲まれているから、天然の良港なのだ。
久しぶりに屋台で買い食いをする。
はしまきと焼き鳥&ビール(350ml500円というお祭価格!)。
名物の麦わら帽子は、今年ももちろん売られている。
今日の買い物の第一目的は、梅干し用のざる。
ホームセンターでは売っていない、国産のいいものがほしかったのだ。
同じ店で、婦人会で作業に出る時に荷物(鎌など)を入れるイグサの手さげかごも購入。
ざるは、よたろうさんがずっと下げて歩いてくれた。
第二の目的は植木市。
紫色の薔薇と、食用の桑(マルベリー)を購入。
海商通りには普通の住宅も多いのだけれど、そのうちの何軒かがお花好きらしい。
地域の特性上、庭があまりないので、鉢植えを家の表にいっぱい並べておられる。
中でも1軒のお宅では、数種類の鉢植えの薔薇が見事に咲いていた。
薔薇は地植えでないとだめと思いこんでいたが、そんなことはなかった。
何より驚いたのは、鉢がそれほど大きくないのに地上部がりっぱなこと。
これなら我が家でもやれそうだと思って、もう一度薔薇にチャレンジしてみる気になった。
こちらに帰ってきてすぐに2本の薔薇の大苗を買って地植えにしたけれど、消毒してもしても黒星病になるわ、虫に蕾をかじられるわで、いっこうに花盛りにならない。
同じ場所に地植えにした鉢植えのミニバラもどんどん貧相になっていく。
そこで昨秋、ミニバラは全部掘り上げて、バラの土で鉢に植え直したところ、この春は少し状態がよいのだ。
帰りにバス亭近くの昔からの園芸店で白に近いクリーム色の薔薇の苗も購入。
今日拝見したお宅を見習って、なんとかいい花を咲かせるべく努力してみよう。
ところで海商通りの皆さんはどんな肥料を使っておられるのか、見たことのないほど大きく育っている植物をいくつか発見。
これはゴムの木。
(でも、今調べてみたら、ニオイバンマツリは3mぐらいになるものなんだって。)
そのほか、ウルメイワシ、カタクチイワシ、かなぎちりめん等の海産物も買って帰る(これが第3の目的)。
倉敷から売りに来ていると聞いてびっくり。
普賢菩薩は慈悲の菩薩。
心の安定を求める修行をつかさどる方でもあるようだ。
草むらの中の一人と一匹。
海は半分草に埋もれている。
by hideko0611
| 2009-05-14 22:51
| 山口観光
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