緑の中を走りぬけ
「サルビア・コッキネア(コーラルニンフ)(紅花サルビア)(テキサスセージ) シソ科サルビア属」
オリンピック観戦をちょっとお休みして、尾道に帰省している西宮の友人と小旅行。
岩国から錦町まで、錦川に沿って走っている錦川清流線に乗る。
新尾道で待ち合わせて、錦川清流線の御庄という駅まで7、8分の距離を歩く。
小さな駅。
御庄駅に着いた頃から、雨がざーっと降り始める。
列車が動き始めると、もうそこは別世界。
山に霧のかかる水墨画のような景色が広がっていたり、線路のすぐそばまで桜の枝が迫っていたり、鉄道の名の通り清流が下を流れていたり・・・。
車窓の雨粒のために写真はきれいに撮れなかったが、緑あふれる素晴らしい景色の中を50分ほどかけて走っていく。
桜の季節や紅葉の頃に、ぜひもう一度訪れたいところだ。
錦町から先は1日往復3便のとことこトレインに乗る。
使われている車は、山口きらら博で使われていたもの。
これまた2台あり、「がた号」と「ごと号」というそのまんまのネーミング。
途中に長いトンネルが二つあり、そのうちの一つの壁面に600mにわたって、6色の蛍光石で壁画が描かれている。
山口県下の大学生や地元の幼稚園児、小学生、一般公募の絵をもとにしていて、素朴なタッチがいい。
遊園地のアトラクションみたいかなと思っていたけれど、なかなか幻想的で楽しい空間だった。
何より暗く長いトンネルの中に、光る壁画という発想が面白い。
もう一つのトンネルにはコウモリがたくさん住んでいて、出口付近では何匹も飛び交う姿が確認できた。
行程は40分ほどで、着いたところが雙津(そうづ)峡温泉。
この先もまだトンネルがちゃんと続いているのが、なんだか悲しい。
憩いの家という日帰り入浴施設があり、そこで温泉に入る。
浴槽が一つあるだけの、昔ながらの湯治場という感じのお風呂だけれど、お客も少なく、ぬる目のお湯にゆっくりつかれた。
入湯料は500円也。
お昼におそばと鮎の塩焼きを食べる。
帰りは岩国まで清流線で戻り、広島に出て福屋で買い物(私はパッチワークの布と、ふだんは買えない食料品)。
久しぶりの都会、久しぶりの大きいデパートだ。
夕食にお好み焼きを食べて、彼女は尾道へ、私は福川へ、西と東に分かれて帰る。
広島でこだまに乗ったのが6時47分。
家に着いたのが7時50分頃。
電車の接続が良かったのと、駅にバイクを置いていたのとで早く帰れた。
新幹線は高いけどやっぱり早い。
by hideko0611
| 2008-08-18 22:57
| 山口観光
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