夏にご用心
「モッコウバラ」
少しずつ庭仕事の楽しさが分かり始めてきた。
母がいったん庭に下りたら、腰が痛くなるまで、なかなか上がってこない気持ちも分かる。
一つひとつの植物に思いをかけて眺めてみると、水をほしがっていたり、虫がつきかけていたり、花がらが残っていたり、何やかやと語りかけてくるのだ。
いつのまにかつけていた蕾や伸びていた新芽を誇らしげに見せるものもいる。
何かに似ているなぁと思っていたら・・・・そう、教室の中の子どもたちの姿にそっくり。
どちらも「「育てる」という仕事なので似ていて当たり前だけれど、園芸と教師の仕事には共通点が多い。
愛情が一番の栄養であること。
みんなに同じことをするのではなく、一つひとつ(一人ひとり)の違いを理解してそれに応じて世話をする必要があること。
一朝一夕に結果は出ず、日々同じことを繰り返しながら、たえず目を向け、手をかけていく必要があること。
それでもうっかりしてし失敗したり、手をかけすぎてかえって悪い結果になったりする残念なこともあれば、いつのまにか自力ですくすく成長してくれたり、こちらの熱意にちゃんと応えてくれたりする喜びもあること。
何年かやってみてようやく分かるものだと母には言われる。
花が満開の鉢を買うよりも、小さな苗や種から育てて、大きくしたり花を咲かせたりすることを母は好んでいる。
考えれば考えるほど、今まで30年やってきた仕事と似ているなぁ・・・。
今日マイ剪定ばさみを買った。
ついでに私の田舎暮らしの唯一の悩み、虫対策グッズも買った。
夕方網戸の向こうで、もう蚊がぶんぶん飛んでいるのを見て、ひぇ~と思ったが、とにかく私は異常に蚊に刺されやすい。
そして刺された跡がまた異常にはれる。
特にぶよ(ぶゆ・ぶと とも言う。)に刺されると、大げさではなく半径10cmぐらいに腫れて膿み、跡が次の夏まで残るのだ。
昔転地学習の応援で、キャンプファイヤーの花火をあげるために藪に潜んでいて、数箇所刺されたときには、足が丸太のように腫れ上がったものだ。
今考えれば、足の出た服装で行くのがまず考えなしなのだが・・・。
もちろん今では服装対策はしっかりしているが、それに加えてこんなものを買ってみた(左)。
やぶ蚊にバリアーを作るのだって。
右は、やはり蚊に悩まされる外犬海のための、火を使わない蚊取り線香。
今までよりも強力なものが出たのでそれを買った。
私の夏はとにかく「虫にご用心」なのだ。
今日の海。
昼間は初夏を思わせる暑さ。
唯一の日陰になる玄関前に陣取り、はぁはぁあえいでいる。
「はい王子様。」
と冷たいお水を新しく汲んでやったのに、
「べつにほしゅうない。」
と飲まなかった。
それなのに散歩の途中で、拾い食いならぬ拾い飲み。
背伸びしてまで飲まなくたって・・・。
海は溝も好き。
必ず入ってみることにしている。
by hideko0611
| 2007-04-26 21:22
| 趣味の園芸
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