干す
「サフラン アヤメ科クロッカス属」
渋柿のうち、西条柿を干し柿にすることにした。
こんなにどっさり実ったのは初めてだと、遠い昔、苗木を植えた母も大喜び。
採ってくるのも、皮をむくのも、ひもにつるすのも、器用なよたろうさんがやってくれた。
私と母も、皮をむくのを少し手伝っただけ。
つるすために、枝の部分を少し残しておかないといけない。
全部で136個あった。
10個ほどは焼酎であわせ柿にする。
へたのところに竹串などで穴をあけて、そこに焼酎をたらし、あと全体にもからめてビニル袋に入れて数日置くだけ。
焼酎をあわせた責任者は私なので、渋が残っていたらどうしよう。
ところで、渋を抜くというが、本当は抜くのではなく、渋の成分タンニンを水に溶けない不溶性に変えるだけなのだ。
柿をむいた手や包丁は、柿渋で真っ黒になる。
もし口にしていたらさぞ渋いことだろう。
これが水溶性である証拠だ。
だから紙や布に塗る柿渋は渋柿からしかとれない。
先週のように晴天が続いていたらよかったのだけれど、晴れ間が続かない今日の天気。
どうやらこれからもこんな調子らしい。
せっかくの柿がカビにやられないようにしなければ・・・。
そこでどこに干すかということだが、昔の農家のように深い軒先があればいいのだけれど、それがないので、結局温室の中に干すことに。
もちろん温室の窓は全部開けて、風通しをよくしている。
それを機会に、乱雑になっていた温室の中を整理した。
「はっこうけいふん(発酵鶏糞)」の袋に水が入って、さらに発酵して怖ろしい状態になっているのを発見!
それでも養分にはなるだろうが・・・。
夕方、うろこ雲が放射状に広がって、素敵な空になっていた。
今日はシャイとポォのバイク2匹乗り。
禁止なのにね。
シャイはまだ母さんのお乳をねだっている。
もう母さんより大きいのにね。
by hideko0611
| 2008-10-29 22:16
| 山口の味
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