菊花香る
「キク キク科キク属」
卓球の試合まであと1週間。
練習が週1の私は、今日が最後の練習日となる。
今日は一緒に試合に出るメンバー6人全員がそろった。
あいかわらずサーブに不安は残るが、しかたがない。
試合が終わっても、しっかりサーブ練習をしよう。
よたろうさんが徳山に行く途中に、卓球教室をのぞいてくれる。
ちょうどダブルスの試合をしていたところで、ギャラリーが一人いるだけで、緊張が増すことが分かった。
かっこよく言うと、私はまず自分の心と闘わなくてはいけないようだ。
平岩弓枝の「新・御宿かわせみ」の新刊(第2巻)を読み始める。
連載開始が1973年だから、35年にわたって書き続けられているロングシリーズ。
途中はこういうシリーズの常で、惰性で読み続けていたが、後半幕末の動乱の中で登場人物たちの運命も揺れ動き、目が離せなくなってきた。
新シリーズは時代も明治にうつり、子ども達の世代になっているが、行方不明になっている神林東吾もきっと生きているにちがいない、いつ再登場するのかなと楽しみにしている。
話の中に菊人形を見に行く場面があったので、懐かしく思い出す。
子どもの頃、阪神パークで毎年菊人形展が開かれていて、必ず観に行った。
その年のNHKの大河ドラマがテーマだった。
今思えば、菊の花の衣装をまとった実物大の人形がずらっと並んでいるのは、ちょっとこわいかも。
江戸川乱歩の少年探偵団シリーズの中に菊人形展が出てきたような気がするので、その印象とごっちゃになっているかもしれない。
阪神パークで開催されていたのは1956年~1979年。
関西で一番大規模だった枚方の菊人形展も2005年に終了している。
日本中では今でもやっているところが何箇所か(福井県越前市、福島県二本松市など)あるようだが、どちらも遠いので、たぶん私はもう見ることはないだろう。
山口でも宇部の常盤公園でやっていたと母が言っていた。
もう見られないと思うと、なんだかとっても見たい気がする。
庭の菊が今年はたくさん花をつけている。
菊の花は仏様の花というイメージで、あまり心惹かれなかったが、山口に帰って庭に咲く菊を見てから、以前より好きになってきた。
海の散歩道にはこんなところもある。
今日も土木工事をしたり、
暑いので水を飲んだり、
ごろんをしたり、
ぐんぐん走ったり、のどかな夕方の散歩だった。
「やれやれ、ここでちょっと一休み。」
by hideko0611
| 2008-10-20 21:25
| 読書
|
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