私も将来・・・
草刈りをしていたよたろうさんが発見した。
私は見るのはもちろん、名前を聞くのも初めて。
葉がないなぁと思っていたら、寄生植物で、ススキ、ミョウガ、サトウキビなどの根について、栄養を吸い取るお気楽な花だった。
これはカヤに居候している。
南蛮人(スペイン人やポルトガル人)が煙草を吸うキセルに形が似ていたので、つけられた名前。
万葉集に詠まれているのだけれど、うつむいてひっそり咲いているような感じがするからだろう。
本当はとってもあつかましいのにね。
「これだけ群生しているのは珍しい。」
とよたろうさん。
これも昨日のゲンノショウコと同じく薬草なんだって。
のどの痛みに効くらしい。
部落の敬老会。
婦人会がお世話をするので、10時前から公会堂に集まって、準備をする。
と言っても、女性が8人もいるので(祝われる方の出席は4名)、人手はたっぷり。
お弁当を注文しているので、すまし汁を作るだけで、仕事はぽっちり。
のんびりと井戸端会議をしながら、手を動かす。
おかげで、えそミンチの団子入りすまし汁の作り方が分かった。
こちらでは、スーパーの鮮魚コーナーに、えそミンチがよく並んでいる。
えそというのは、かまぼこの原料によく使われる魚。
切り身や丸ごとというのは、私は見たことがない。
ミンチ状にしたものが、大福餅ぐらいの大きさ、形にまとめられて売っている。
ちらし寿司の合わせ酢につけておいて混ぜ込む、というのを、ずっと以前母に教えてもらったが、それ以外の料理はしたことがなかった。
団子づくりは別に難しいことはない。
牛肉や豚肉の肉団子と同じように、つなぎに片栗粉と卵を入れて、味の素少々。
そして小さく丸めるだけ。
くせがないので、におい消しの生姜などは入れなくてもいいみたい。
あとは味をつけた汁にぽんぽん放り込む。
魚のうまみでおいしい出汁が出る。
出席された中には、毎日数Kmジョギングをしている77歳の方、自転車を押して2km近く山道を上がっている95歳の方がおられる。
年齢を聞いて、たまげてしまった。
うちの母にしても、記憶力は家中で一番だ。
高齢化社会、その中でも高齢者の占める割合が多い田舎で、こういう元気な方々を見ると、自分も将来、そうなれそうな気がして(なんて楽観的!)うれしくなる。
敬老の日のプレゼントとしてひろちゃん、いっちゃん、私の3人で母に花の寄せ植えを贈る。
品選びは私に任せてもらったので、西宮の甲東園にある「ヴェロニカ」というお店に頼んだ。
ちょっと変わった苗、良い苗を置いているので。
電話でどんな苗があるか尋ねて、名前を聞いても分からないものはネットで調べて、店の人は頼んだものを仕入れに行ってくれて、また希望を言ってやり直してもらって・・・という注文をしたので、届くのが楽しみでもあり、ちょっぴり不安でもあった。
これがその寄せ植え。
思い切り背の高いのが、秋の七草のうち、我が家になかった黄色い女郎花、
母の好きなりんどうのうち、我が家にない白花、
これまた母の好きな、すっきりしたピンクの河原撫子、
そのほか2種類あって、秋の野原をイメージした寄せ植え。
我が家にないもの、珍しいもの、来年も楽しめるもの(多年草か種がとれるもの)という条件で選んだのだけれど、花にうるさい母が喜んでくれるか心配だった。
箱を開けてみて、ちょっと地味かな~という思いが一瞬よぎる。
でも母はとても喜んでくれた。
母の部屋に置こうとしたのだけれど、野の花だから外の方がいいということで、玄関を出たところ(つまり海がいつも玄関番をしているところ)に鉢を据える。
どうか枯れたり、くさったりしませんように・・・。
今日の海。
夕方からまた雨が降り出したので、今日も散歩は行けないかと思っていたが、2時間ほど降ってやんだので、上の方へちょっとだけ行く。
稲刈りが終わった後の田んぼには、稲の切り株からすでに2,30cm新しい葉が出ている。
稲は食べさせてやるわけにはいかないが、これはかまわないのでそれをぱくつく海。
今日も撮れたよ、溝ジャンプ。
by hideko0611
| 2007-09-17 21:26
| 日記
|
Comments(1)