りんごのひとりごと

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「ハナツルクサ(ハナツルソウ・アプテニア・サンローズ・ベビーサンローズ)」
この花も長い間名前が分からなかった。
「マツバギク 多肉 赤い花」で検索をかけて見つけられた。
インターネットの便利さを再確認する時である。
ベビーサンローズというのが、特徴をよく捉えている。
直径1.5cmほどの小さな赤い花が、地面を這うように広がった肉厚の葉の間に咲いている。
花は夕方になると閉じてしまう。
つやつやした葉、細かい細工物のような花は、地味なようでしっかり自己主張している。
黄色や白の花、斑入りの葉のものもあるらしい。
園芸店で探してみよう。

週末なので実感があまりないが、今日から9月。
朝の部屋の温度は25.6℃だった。
昨日の夕方の雲は秋の気配を漂わせているひつじ雲。
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買い物に行くために、ピンクパンサーを走らせていても、肌に当たる風が心地よい。
買い物と言えば、我が家には常備しておかないといけない食材がいくつかある。
卵・牛乳・ベーコン・バナナ・バター・チーズ・ピーナッツバター、そしてりんご。
どれも朝食に欠かせないものだ。
りんごはバナナ、牛乳と一緒に、ミキサーにかけてジュースにする。
1年中あるりんごだけれど、春~夏にかけては保存してあるものが順に市場に出てくるので、だんだん味が落ちてくる。
特に7月、8月はジュースに入れるにしても、もう一つだなぁと思うぐらいなので、代わりに梨や桃、パイナップルなどを入れることもある。
数日前、スーパーの果物コーナーで、「今年のりんご」として並んでいたのが「つがる」。
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緑色の部分が目立つので、お尻まで赤いりんごを欲する我が家では、不人気かなぁと思いつつ買ってみた。
食べてみると、思いのほか甘くておいしい。
果物の家系を調べるのがとっても好きな私は、この「つがる」は誰の子だろうかと気になって調べてみた。
「紅玉」と「ゴールデン・デリシャス」の子だった。
本人が名前も外見も和風っぽいのに似合わず、両親はどちらもアメリカ生まれ。
一つ分かると、次は他のりんごについても知りたくなった。
その結果、いろいろ面白いことが分かった。
りんご一族はかつてのみかん一族とは比べものにならないくらい入り乱れている。
まず、りんごの品種は世界で15000種、日本で2000種、そのうち栽培種が約50もあるそうだ。
かつては「国光」と「紅玉」、その後「スターキング・デリシャス」と「紅玉」の2大巨頭時代が長く続いた。
私の思い出の中のりんごはやっぱり「スターキング・デリシャス」かな。
白雪姫が一口かじってう~んと倒れてしまった、あの形のいいりんご。
最近店で見るのは圧倒的に「ふじ」ついで「ジョナゴールド」「王林」。
「秋映」「金星」「千秋」なんていうのも秋には見かける。
「ふじ」は「国光」と「デリシャス」の子。
「ジョナゴールド」は「ゴールデン・デリシャス」と「紅玉」の子。
あれ?
どこかで聞いたような組み合わせ。
そう、「つがる」と両親の組み合わせは同じで♂♀が逆なだけ。
ほかにもこういう関係はあって、「ゴールデン・デリシャス」と「印度」の子が「むつ」と「王林」。
外見も味も食感も全然似ていないのにね。
りんごというのは交配がしやすい果物なんだろうか?
もう一つ調べているうちに分かったことがある。
「つがる」の横に「サンつがる」というのが並んでいて、どう違うのだろうかと思っていたら、「サン」がつくのは無袋栽培なんだって。
袋をかけて作ると色づきがよかったり、皮がきれいだったりするけれど、甘みは太陽の光をさんさんと浴びて育った袋なしの方が強いようだ。
違う品種かと思っていたのに、「ふじ」と「サンふじ」も同じ品種。
よし、今年はこの「つがる」を皮切りに、できるだけ多くの種類のりんごを食べてみようと決意する。
50種類のうち、何種類食べられるだろうか?
まずは今日のりんごを「林檎NO.1(ナンバーワンではなく、りんごナンバーいち) つがる」とする。
(この後、梨や桃についても調べてみたが、りんごほど面白くなかった。)
ところでりんごは漢字で林檎と書くと、藤村の詩のせいか急に格調高くなるね。
まぁ、「「林檎殺人事件」なんていうコミックソングもあったけど。
この歌は1回思い出すと、しばらく頭から離れない困った歌の一つだ。

今日の海。
ボールで遊んでもらう楽しさを覚えて、独り占めしなくなった。
「かしてあげるから、いっしょにあそぼうよっ。」
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「なげてねっ。できるだけとおくへなげてねっ。」
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「わ~い、みつけたよ~。」
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「もう1かいやろうよ~。」
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昨日の問題の解答は「海の海(かいのうみ)」。
海にとって初めて体験する海という意味なので。
当たったかな?
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8月読書記録
「雑学のすすめ」               清水 義範     7
「グラスホッパー」              伊坂 幸太郎    7
「ニッポンおみやげ紀行」          泉 麻人       9
「まひるの月を追いかけて」        恩田 陸       8
「蛇行する川のほとりに」          恩田 陸       9
「昭和レトロ語辞典」             清水 恵美子   10
「ニッポンのテレビドラマ21の名セリフ」 中町 綾子      9
「カゼヲキル①」               増田 明美      8
「女であること」                川端 康成      9

by hideko0611 | 2007-09-01 14:59 | 日常の謎 | Comments(1)
Commented at 2007-09-02 13:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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山口でのびのび自由に生きる柴犬「海」&「快」と、のびのび気楽に暮らす私の日記


by hideko0611
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