記憶ちがい

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「ダッチアイリス(濃い青)」
黄色の球根を買ったのに、なぜか一つだけ青がまじっていた。
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でもこの色も好きなのでうれしい。
(自生しているものは薄い青)

人間の記憶というのは、じつにいいかげんなものだ。
物置の古い本の入っている段ボール箱から出して確かめたら、柴田翔さんの本は文庫で持っているだけだった。
「されどわれらが日々ー」「贈る言葉」「われら戦友たち」の3冊。
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そりゃそうだ、学生時代はお金も本を置くスペースも十分ないので単行本で買うのはよっぽどのものだけだったから…。
紙はすっかり日に焼けて薄茶色になっている。
「されどわれらが日々ー」は240円。
単行本の記憶があったのは、大学時代書店でアルバイトしていたので、そこの棚で見たのだろうか?
記憶に関してとても印象に残っている話がある。
江戸川乱歩の小説に、犯人を目撃した二人が、犯人の服の色を一人は白、一人は黒と証言する、というのがあった。
もちろん二人とも嘘はついていない。
推理の果てに、縦縞の服を格子の中から見たから、一人は縞の白い部分だけが見え、もう一人は黒い部分だけが見えた…となり、私も
「そうだったのか!」
と膝を打ったが…
実際は犯人の服は白でも黒でもなかった。
それほど人間の記憶というのはいいかげんなものだという結論だったと思う。
それこそ、この小説の記憶もいいかげんかもしれない…。
物置からせっかく出してきたので、思わず本を開いて読み始めてしまった。
青春時代がよみがえってくる。
この本を買ったのは20歳の時だった。

午後2時間庭仕事。
花壇の土を掘り返して肥料を入れ、ダリアとグラジオラスの球根を植える。
カラーの球根を掘り上げていたことを思い出し、庭の片隅に植える。
今までは鉢に植えていたが、鉢は出来るだけ減らしていく方向に進めているので…。
千日紅の種蒔きもした。
えんじ、白、ピンク2種、ローズ色のストロベリーフィールズの5種類。
あとは3つほど簡単植え替え。

夕方は上に散歩に行ったが、ちょうどいい気温で気持ちがよかった。
(今朝も少し寒かった。)
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でも、もうブトが出始めているのが嫌だ。
蛙はまだいいけれど。
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なぜだか朝の散歩の後、私にぴとっとくっついて離れなかった快。
左にくっついたり、
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右にくっついたり、
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今度はそばで寝そべったり…。
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by hideko0611 | 2017-04-28 21:56 | 読書 | Comments(0)
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山口でのびのび自由に生きる柴犬「海」&「快」と、のびのび気楽に暮らす私の日記


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