走る人
「ヒメツルソバ」
今年2回目の霜の下りた朝。
私もよたろうさんもしっかり防寒対策を整えて散歩に行く。
いつも12月の第三日曜は忙しい。
まず朝は部落の墓掃除があって、実業団女子駅伝があって、防府読売マラソンがある。
防府読売マラソンは、去年から女性も参加できるようになって、私の友人(高校の同級生、つまり同い年)のY子さんが走るので、現地まで(隣の市だけど)応援に行く。
その上去年は、その合間にスキャナーを探して家電量販店を巡ったので、さらに忙しかった。
朝の快の散歩が終わるのが7時半なので、私は一人で朝食を摂って墓掃除へ。
今の時期は草はほとんどない代わり、家の庭同様落ち葉が多い。
がんぜき(熊手)でかき集めるのが主な仕事。
階段が特に落ち葉のふきだまりになっている。
小さいがんぜきなので、ずっと作業していると腰が痛くなる。
墓掃除が終わって帰ってから、作業着を着ているついでに、昨日いっちゃんが持って来てくれたカスミソウとカモミールの苗を植えてしまう。
庭にも落ち葉が降り積もっているので、それを集めたくなるが、適当なところで切り上げて防府へ出発。
防府読売マラソンは今年からコースが変わって、駅のすぐ北の道路を2回通るようになった。
去年まではもっと北の道路だった。
応援する者としてはこの方が助かる。
駅から近いし、往路と復路の間に買い物も出来るし。
今年は注目の公務員ランナー、市民ランナーの星の川内優輝さんが走るのも楽しみにしていた。
駅前のルルサス前(23.5km)を1時過ぎに先頭集団が通過。
もちろんその中にゼッケン2の川内さんの姿もある。
それから30分ほどたって、Y子さんの姿が見えた。
とてもいい笑顔なので、体調がいいのかなと思う。
彼女が通過した後、道路の反対側に移動すると間もなく先頭集団が再び登場(37Km)。
今度は集団がばらけていて、川内さんは2位。
1位はモンゴルの選手で、そのまま優勝したことを帰ってから知る。
Y子さんが再登場するまでの40分ほどの間に買い物をいくつかすませた。
さすがにあと5Kmというところまで来ると疲れた表情を見せながらも、力強い走りでY子さんがやって来た。
いつも彼女の姿を見て元気をもらう。
年に10回以上のマラソンを走り、それも42.195Kmどころではなく、100Km、200Kmのウルトラマラソンも何回も走っている。
参加資格にタイムが要求される大阪、名古屋などの国際女子マラソンも(たぶん)14年連続で出場している。
きわめつけはギリシャのアテネからスパルタまでの246Kmを一昼夜かけて走るスパルタスロンを7年連続で完走、ここ4年は女子で世界4位、2位、4位、4位というスーパーランニングウーマン。
そして距離やタイムだけの問題ではなく、走るということを軸に自分の人生を主体的に組み立てている姿が素敵なんだ。
走っている彼女はどんどん遠い人になっていく気がするけれど、素顔は高校時代と全く変わらないのもうれしい。
ランニング仲間と行動を共にしているので、こちらで走ってもゆっくり会えないのが残念だ。
「ボクもはしる~。」
by hideko0611
| 2011-12-18 22:41
| 山口観光
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