名残りの桜
「コバノミツバツツジ」
今年の桜はひときわ美しさが心に沁みる。
今日の桜見物は、我が家から一番近いところにあるソメイヨシノ・・・河内社に行って来た。
山桜が1本、ソメイヨシノが3本あるこの小さな社は、道から少し入って行くので、散歩の人もほとんど行かない。
部落の社だけれど、部落の人も秋のおまつりの時以外は、めったに行かない。
よたろうさんや、ひろちゃん、いっちゃんの子ども時代は、部落の子ども達の遊び場であり、運動場でもあったそうだが・・・。
桜の季節も、やはり人はいない。
誰にも気兼ねなく、ゆっくり桜を眺められる。
青いシートを敷いて、よたろうさんと二人であおむけに寝転んで、空を見上げる。
私達はこのスタイルで桜を見るのが一番好き。
風が吹くと、本当に雪のように花びらが降りしきる。
(小さな白い点が花びらなんだけど、写真ではよく見えない。)
「散る桜 残る桜も 散る桜」
良寛の句が浮かんでくる。
帰りにゼンマイを見つけたので摘んで帰る。
ゼンマイには雌雄の区別があって、ふくらみが大きい男ゼンマイは食べてもおいしくない(食べられない?)そうだ。
これは平らな女ゼンマイ。
まるまっているところに、葉っぱが隠れている。
だから食べるのは茎のところだけ。
ゆでてあくぬきだけしておいて、明日食べる予定。
ぜんまいの綿は、柔らかくて水をはじくので、東北地方では織物にも使われることがあるんだって。
宮尾登美子さんの小説で読んだような記憶がある。
by hideko0611
| 2011-04-13 22:18
| 四季の移ろい
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