あと少し

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「乙女椿」

天気予報通り、朝から冷たい雨(みぞれに近い)が降りしきる。
その中を母はデイサービスへ、よたろうさんは謡の稽古に徳山へ。
ご苦労様。
私は朝風呂に入って暖まった後、朝食の片付けだけをすませたら、ほかの家事は後回しにして、昨日の予定通り、1日がかりでバッグの組み立てをする。
バックルをつけて長さ調節出来るようにしようと思っていたけれど、持ち手(というか肩ひもだけど)は4cmなのに、昨日バックルや角カンが3cm幅しか売っていなかったのだ。
布テープにしようかと思ったが、よたろうさんが共布の方がいいと言う。
幅を狭くすると負担が大きくなるのであきらめて、縫いつけることに変更する。
ポケット付きの中袋を作り、フェルトを芯にして肩ひもを作り、見返しを作る。
一つひとつは簡単な作業なんだけれど、久しぶりにこういうバッグを作るので、説明を読んだり図を見たりしてもなかなか呑みこめない。
まっすぐ切ったはずの布がなぜかゆがんでいるし。

だいぶ前に録画していた、田村正和主演の「樅の木は残った」を観ながら、ストーブが暖かい部屋で作業をする。
「樅の木・・・」と言えば、やはり大河ドラマの平幹二郎の印象が強い。
井上真央ちゃんが演じていた宇乃の役は、栗原小巻だったと思い込んでいたが、後で確かめたら吉永小百合だった。
田村正和といえば、眠狂四郎。
眠狂四郎といえば、田村正和。
後年のコミカルやな役や、古畑任三郎はほとんど観たことがない。
大学受験前にすっかり狂四郎にはまってしまい、受験勉強のあいまも読んでいたことを思い出す。
(シリーズは全部読んだ。)
作者の柴田錬三郎にも絶賛されたというほどのはまり役。
市川雷蔵の狂四郎は見ていないので比較できないが、そちらも素晴らしいということだ。
伊達騒動は何が真実なのか分からないけれど、小説としては実に面白い。
若い頃の私は山本周五郎の小説が大好きで、全集、新潮文庫の両方で、何度も読んだ。
人間の弱さ、けなげさ、可愛らしさ、真っ直ぐさ、そして人生の哀しさ、かけがえのなさをどれだけ教えてもらったか分からない。
年をとってから読み返したら、また違った感じ方をするだろう。
楽しみだ。
というわけで、出演者も作品も好きなので引き込まれて観たけれど、なぜ今の時代に「樅の木・・・」なのかと不思議な気もする。。
最後の殺陣などのシーンなどはさすがに素晴らしい。
久しぶりに時代劇らしい時代劇を見た。
それにしても田村正和は細い。
体重が私より軽いのにはびっくり!
そうそう、途中のCMで「麦とホップ」を勧める田村サンが登場したので、急に現実に引き戻される。
やっぱりドラマはCMのない方がいいなぁ。

お昼もレトルトカレーで一人簡単にすませて、作業の続き。
佳境に入ってきたところで、雨がやんだ2時過ぎに、海が散歩を催促。
1時間以上あっちこっち彷徨い歩いてきた。
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その後は肉じゃがを煮込みながら、続きをする。
明日で完成しそうだ。

夜はよたろうさんの確定申告の書類をパソコンで作る。
年々操作が簡単になるのはいいのだけれど、一つチェックを抜かしただけで、ずいぶん金額が変わってしまっていた。
最後に見直しをして気がついたからよかったものの・・・。
見直しといえば、今日は山口県の公立高校の入試日。
寒さや雪で受験生は大変だっただろうなぁ。
午後4時から山口ローカルの3局が、一斉に入試の解答を発表する番組をやっていたのにびっくりする。
日本中どこでもそうなのだろうか?

by hideko0611 | 2010-03-09 21:01 | パッチワーク | Comments(0)
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山口でのびのび自由に生きる柴犬「海」&「快」と、のびのび気楽に暮らす私の日記


by hideko0611
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