幕を閉じる
「沈丁花」
金木犀も水仙もいいけれど、やっぱりこの香りが一番好き。
2月に続いて3月も、雨のスタート。
ちょうど月曜日から始まり、オリンピックも終わり、区切りのいい月初めなのに、ちょっと出鼻をくじかれる。
卓球に行くために家を出たとたんに降り出す。
それもかなり本格的に。
雨具ではなく防寒の上着とオーバーズボンだったので、教室に着いたときには体が湿っていた。
終わって帰るときも同じくらいの降り。
今日は午前中家にいたよたろうさんがお風呂をわかしてくれていたので、昼食前にゆっくり入って暖まる。
気温は今日も高めだったが、やはり少し濡れただけでも体温は奪われている。
改めて大阪や東京の雨のマラソンの過酷さを思う。
昨日の解説の瀬古さんも中山さんも、
「雨より雪の方がましなんです。」
と言っていた。
中山さんがこういう解説をするのは、私が知る限り初めてのような気がする。
かつての因縁のライバルどうし、解説内容が多少異なるのがおもしろかった。
ところで今日の卓球は、私以外おじさま7人。
70歳の新しい方(といってもそこそこお上手)が入られた。
腰を痛めておられたSさんが復帰。
でもまた痛いそうだ。
私は先生に、グリップを何度も指摘される。
レッスンを受ける生徒が少なかったので(教室に来る人がすべてレッスンを受けるわけではない)、レッスンを終えてジョーさんと打っている時も、先生にあれこれコーチしていただく。
う、うれしい。
午後も雨が上がらないので、庭仕事が出来ないから、オリンピックの閉会式(録画)を観ながらパッチワークをしていた。
開会式のときにうまく作動しなかったポールを立てて、その時点火できなかった人がちゃんと点火するという粋な演出があった。
今回金メダルという最高峰に立てた一握りの人以外の選手たちに、今回出来なかったことは次回もう一度挑戦すればいいんだよと語りかけているような感じで、とてもよかった。
失敗は取り繕ったり、言い訳をしないで何度でもやり直せばいいと、私のようなふつうの人たちにもメッセージが届く。
カナダの国民性が表れているようだ。
日本の男子フィギュアの3人は、閉会式で見てもやっぱり、体育祭に出場している学生に見えてしまう。
織田信成クンはもちろんだけど、小塚クンも高橋クンも重圧から解放されたら普通の若者なんだ。
走り回って大きなボールのようなものを上にはじき上げていたところは、小学生のような無邪気さ。
2年後の夏季オリンピックの開催地はどこかとよたろうさんに訊かれて、
「えっ~っと、ソチは冬季だし、リオデジャネイロは次の次だし・・・。」
と一瞬思い出せない。
でも昨日のマラソンで佐藤選手が言っていた言葉で思い出した。
「ロンドンを集大成にしたい。
今日がそれにつながるものになれば・・・。」
そう、2年後のお楽しみの舞台はイギリスのロンドンで~す。
「いぎりすってこのやまのむこうよりとおいのかな~。」
朝市で、まだ活きていてぴちぴちはねているメバルを見つけて、買って帰る。
by hideko0611
| 2010-03-01 20:25
| オリンピック
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